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商品ごとの食品添加物の使用説明です。
お客様の製品配合によっては向き・不向きがございますので、詳細はお問合せください。 |
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グルコノデルタラクトン |
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<用途例>
●カッテージチーズ
ミルク凝固剤の酸原として、グルコノデルタラクトンを無脂固形分に対し8.8~12.3%添加使用すれば、牛乳の凝固を促進します。
●豆腐
絹ごし豆腐⇒豆乳を90℃以上に再加熱して0.25~0.3%のグルコノデルタラクトンを添加し15~20分程度静置します。
充填豆腐⇒冷却豆乳に対し0.25~0.3%のグルコノデルタラクトンを添加し加熱。
(硬くてきめの良い製品になります。pHが低くなるため防腐効果が高まります。離水が少なくなります。)
●清涼飲料(ジュース・シャーベット)
グルコノデルタラクトンが加水分解したグルコン酸は他の有機酸に対し温和で爽快な風味を有するため、清涼飲料の酸味料として、優れた効果を発揮します。配合原料1kgに対して7.5~8.5g添加すれば美味なシャーベットが出来ます。
●その他
お客様の製品配合によっては向き・不向きがございますので、詳細はお問合せください。 |
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貝殻焼成カルシウム |
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■野菜への効果
・貝殻焼成カルシウムの洗浄処理により初発菌数の低減、細菌・カビ・酵母の増殖抑制、pH調整効果により、日持ちを向上させることができます。
・貝殻焼成カルシウムの洗浄処理により「シャキシャキ感」が向上し、みずみずしさが増します。
・貝殻焼成カルシウムの洗浄処理により緑色が鮮やかになり、退色しにくくなります。
<使用量>
貝殻焼成カルシウムの0.3~0.5%の水溶液を調整し、野菜を浸漬して処理します。
(貝殻焼成カルシウムの濃度は野菜の種類・形状・使用目的により調整)
<使用方法>
1.水槽に貝殻焼成カルシウムを入れ、水溶液を調整します。
(温水・室温水より冷水の方が溶けやすくなります。濃度は濃いほど効果が得られ繰り返しの使用が可能ですが、白い粒子が付着しやすくなる傾向があります。)
2.しばらく放置して上澄液を使用します。
3.1つの水槽に対して1種類の野菜を5~15分間浸漬します。野菜の量の目安は水1に対して野菜2~3の比率です。
4.浸漬後の水洗いは不要です。もし白い粒子が気になる場合は軽く水で落としてください。
<使用上の注意>
・必ず予備テストを行ってください。原則として野菜カット後、調理・加工直前に行ってください。
・一部の野菜には適さない場合があります。
例 玉葱・セロリ 処理によりやや褐変します
なす・人参 処理により脱色することがあります
きのこ類 軟らかくなります。
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■魚介類・水産加工品への効果
・貝殻焼成カルシウムの浸漬・添加処理により初発菌数の低減、細菌・カビ・酵母の増殖抑制、pH調整効果により、日持ちを向上させることができます。
・貝殻焼成カルシウムの浸漬処理により保水性が高まり、食感の向上・歩留まりの向上がはかれます。
・照り焼き・唐揚げなどの場合、タレへの浸漬時間が短縮できます。
<使用量>
貝殻焼成カルシウムの0.3%以上の水溶液を調整し、魚介類を浸漬して処理します。
さつま揚げなどの水産加工品には、0.1~0.3%を練り込みます。
(貝殻焼成カルシウムの濃度は魚介類の種類・形状・使用目的により調整)
<使用方法>
●浸漬(イカ・タコ・海老・カニなど)の場合
1.水槽に貝殻焼成カルシウムを入れ、水溶液を調整します。
(温水・室温水より冷水の方が溶けやすくなります。濃度は濃いほど効果が得られ繰り返しの使用が可能ですが、白い粒子が付着しやすくなる傾向があります。)
2.しばらく放置して上澄液を使用します。
3.1つの水槽に対して1種類の魚介類を15~30分間浸漬します。
4.浸漬後の水洗いは不要です。もし白い粒子が気になる場合は軽く水で落としてください。
●添加(さつま揚げ・ちくわなどの練り製品)の場合
1.貝殻焼成カルシウムを原料に対して0.3%練り込みます。配合水などにいったん分散してから添加してください。
2.結着性が向上しやや硬めに仕上がる為、野菜・水分を少し多めにしてください。
<使用上の注意>
・必ず予備テストを行ってください。
・「蒸し」工程のある製品では異臭が発生する場合があります。
・イカなどでは浸漬時間が長すぎると水分を吸収して水っぽくなることがあります。
・pH調整剤・リン酸塩との併用は抗菌効果が低減されたり、異臭が発生する場合があります。
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■肉類への効果
・貝殻焼成カルシウムの浸漬・添加処理により初発菌数の低減、細菌・カビ・酵母の増殖抑制、pH調整効果により、日持ちを向上させることができます。
・貝殻焼成カルシウムの浸漬処理により肉質が柔らかくなり、保水性が高まりジューシー感の向上・歩留まり向上がはかれます。
・照り焼き・唐揚げなどの場合、タレへの浸漬時間が短縮できます。
<使用量>
貝殻焼成カルシウムの0.3%以上の水溶液を調整し、肉類を浸漬して処理します。
また、ハンバーグ類・ソーセージ類・唐揚げの衣などには、0.3%を練り込みます。
(貝殻焼成カルシウムの濃度は肉類の種類・形状・使用目的により調整)
<使用方法>
●浸漬の場合
1.水槽に貝殻焼成カルシウムを入れ、水溶液を調整します。
(温水・室温水より冷水の方が溶けやすくなります。濃度は濃いほど効果が得られ繰り返しの使用が可能ですが、白い粒子が付着しやすくなる傾向があります。)
2.しばらく放置して上澄液を使用します。
3.1つの水槽に対して1種類の肉類を30~60分間浸漬します。
(浸漬により肉の表面が白っぽくなりますが、しばらく置くと元に戻ります。)
4.浸漬後の水洗いは不要です。もし白い粒子が気になる場合は軽く水で落としてください。
●添加の場合
1.ひき肉製品(ハンバーグ・ソーセージ・餃子・シュウマイの具など)は貝殻焼成カルシウムを原料に対して0.3%程度練り込みます。
結着性が向上しやや硬めに仕上がる為、野菜・水分を少し多めにしてください。
2.鶏肉唐揚げでは、衣の剥離防止、クリスピー感の向上、業務用半製品(調味バッタ粉漬け)の日持ち向上などの効果があります。唐揚げ粉またはバッタ粉に0.1~0.3%添加します。
<使用上の注意>
・必ず予備テストを行ってください。
・豚肉などで特に脂身の多いものは、効果を発揮しにくいことがあります。
・スパイスなど香辛料の香り・風味が弱まることがあります。
・pH調整剤・リン酸塩との併用は抗菌効果が低減されたり、異臭が発生する場合があります。
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小麦グルテン |
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小麦粉に水を加えて練ると、粘りが出て次第に弾力を増し、いわゆるドウになります。これは小麦粉の中のグルテンが網状構造をつくるためです。グルテンは水に溶けないタンパク質で、パンの柔軟な感触、マカロニの強靭な歯応えなどはグルテンの特性を端的に示しています。
このグルテンを特殊な方法で抽出・乾燥させ、変性が少ない活性グルテン粉末として製品化しました。
<用途例>
●水産練り製品
コシ(弾力)を強化し、食感を向上させます。
水分分離の防止・保水力が向上します。
すり身に練り込まれると自重の2.5~3倍近くの水を吸収するので増量効果(原料代替効果)を発揮します。
レトルト殺菌製品の弾力低下を防止します。
味にクセがありません。
●魚肉・畜肉ソーセージ
肉質を改良し、結着製(つなぎ)を向上させます。
脂肪分離や水分分離を極力抑えます。
食感の改良。
スキンレスソーセージのようにケーシングを剥離するものでは被膜形成性が良いので剥離が良くなります。
増量効果・原料代替効果が期待できます。
●パンへの応用
小麦粉のタンパク量を調整でき、小麦粉の品質のブレを防ぎます。
かま伸びを防止し、品質の安定化とボリュームアップに効果を発揮します。
すだちを改良し、老化防止に役立ちます。
菓子パンのコシ持ちを改良し、ボリュームもアップします。
レーズンパンの生地の安定化とボリュームアップ、ケービング防止に役立ちます。
吸水がアップします。
●その他
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シーラックT-31 |
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食品の自然なおいしさを保ちながら、保存耐性を持たせます。
乳酸ナトリウムとトレハロースを一定の配合にて溶解する事により、乳酸ナトリウムとトレハロースの相乗効果を引き出しました<特許製品>。
<用途例>
●品質改善効果
保湿性が高まりますので、米飯類は冷めても硬くなりにくく増量効果が、肉類はジューシーでソフトな食感になります。
肉類などT-31を揉み込んでいただくと、味が染みやすくなります(焼豚・焼き鳥など)
ブロイラー臭や魚臭さなど嫌なニオイを抑えます。
冷凍耐性効果・変色防止効果も期待できます。
●静菌効果
弁当惣菜などの低温保管では、低温に強い乳酸菌が発生する傾向がみられます。シーラックT-31は特に乳酸菌に強い効果を持ち、日持ちを向上させます。
●ハンドリング性
シーラックT-31は中性域pHのため、腐敗予防の為の酸性側pH調整の働きを邪魔しません。
そのため従来のpH調整剤との併用が可能になり、pH調整剤(一般的な酢酸Na系)の添加量が減らせます。
液体製剤のため、溶かす作業が省略でき、溶け残りの心配がありません。
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レシチン |
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<食品への用途例>
●チョコレート
ブルーミング防止(脂肪の結晶生成の抑制)、成型性の向上、乾燥防止、他
(添加量) :0.3~0.5%
●アイスクリーム
舌触りの改質、糖分の析出防止、卵黄の節約、フレーバーの固定
(添加量) :0.01~0.5%
●ビスケット・クッキ
成型時の生地付着防止、製品の内層改善、油脂の乳化改善、油やけ防止
(添加量) :0.3~0.5%[対小麦粉]
●その他
<化粧品への用途例>
●化粧水、乳液
乳化分散、保湿
(添加量) :0.2~2.0%
●ファンデーション、メイクアップ
粉体、顔料の安定化、延展性の改良
(添加量) :0.2~2.0%
●クリーム、軟膏
乳化分散、保湿、経皮吸収促進、刺激緩和、製品乾燥防止
(添加量) :0.1~5.0%
●毛髪化粧品
保湿、経皮吸収促進
(添加量) :0.1~2.0%
●石鹸
泡立て力の促進、加水分解抑制
<一般工業用への用途例>
●塗料、インキ、感光剤、カーワックス
ねつ練時間短縮、顔料の沈殿防止、被覆力の増大、水性ペイントの乳化安定化、インキ流動性の改善、他
(添加量) :1~2%[対顔料]
●皮革
柔軟性の付与、油の浸透促進、増粘効果の付与、耐候性向上、乳化の促進
(添加量) :1%[対油脂]
●織物
繊維に潤滑性と柔軟性の付与、光沢付与、染料時の染料の浸透促進
●潤滑油、グリース、切削油、燃料油、ブレーキ油
潤滑油の寿命延長、錆止め潤滑油に有効、自動車エンジンへの析出物付着防止
重油助燃剤、ガソリンの沈殿物生成の抑制
(添加量) :0.005~3%
●その他
<飼料工業への用途例>
●家畜、家禽
栄養的補給、代謝促進、成長・産卵率の増進、乳汁の分泌改善、脂肪の吸収改善、鱗屑癬の発生防止、出産率の向上
●ペットフード
脂肪の吸収改善、毛のつや及び柔軟性の向上、毛質の改善、栄養的補給、製品乳化性の改善、製品ペレット化の改良
(添加量) :1~5%
●魚(鮭、鱒など)
発育の促進、肝臓の脂肪代謝の正常化、飼料の浮遊化向上
<栄養補助食品としての剤型>
<医薬品への利用>
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乳化油脂 |
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油脂を生地に分散させる事により、食感改良・口溶け・保湿性を向上します。
油の種類は、大豆もしくは大豆を使用していない製品もございます。
練り水に分散させてご使用ください。乳化した油ですので、水に容易に分散します。
<用途例>
●洋菓子
ソフト化、老化防止、冷凍耐性向上、組織の均一化、破損防止、しっとり感の付与
●和菓子・パン
ソフト化、表皮改善、食感改善、老化防止
●その他
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